ルノー、ブラジルエンジン工場を増強…年産50万基へ

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ルノーのブラジルエンジン工場
  • ルノーのブラジルエンジン工場
  • ダチア・ダスター(参考画像)
  • ルノー・サンデロ(参考画像)

フランスの自動車大手、ルノーは8月2日、ブラジルにおけるエンジン生産能力を、25%増強すると発表した。

今回の生産能力増強は、ブラジル南部のパラナ州クリチバ市に位置するエンジン工場が対象。建屋面積を2013年内に5000平方m拡張し、年間エンジン生産能力を40万基から50万基へ引き上げる。

クリチバ工場は1999年、現地のアイルトン・セナ工業団地に完成。2011年は年間33万5813基のエンジンを生産した。工場稼働から現在までの累計エンジン生産台数は、250万基近くに達する。また同工場からは、南米市場へ120万基を超えるエンジンを出荷。エンジン工場だけでなく、乗用車と小型商用車の組み立て工場も併設している。

ブラジルはルノーグループにとって、フランスに次ぐ世界第2の市場。『ダスター』と『サンデロ』の人気に支えられ、2012年上半期(1‐6月)の市場シェアは6.8%を確保した。同社は2016年までに、市場シェアを8%に高めることを目指す。

ルノーのカルロス・ゴーンCEOは2011年10月、「クリチバ工場における車両の生産能力を、2013年初頭から10万台引き上げる」と発表している。

《森脇稔》

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