英国のUKIPメディア&イベント社は13日、「ベストパフォーマンスエンジン2012」を発表した。フェラーリ『458イタリア』の4.5リットルV8が、2年連続で選出されている。
「エンジンオブザイヤー」はクルマの心臓部、エンジンに着目して優れたエンジンを選出するもので、今年が14回目。5月時点で少なくとも世界1か国以上で販売されている車種のエンジンを対象に、世界35か国76名のジャーナリストが投票する。その部門賞がベストパフォーマンスエンジンで、とくに力強さや回転フィールなどに重点を置いて、審査が行われる。
ベストパフォーマンスエンジン2012の結果は以下の通り。
1:フェラーリの4.5リットルV8(171点)…458イタリア
2:マクラーレンの3.8リットルV8ツインターボ(147点)…MP4‐12C
3:BMWの4.4リットルV8ツインターボ(127点)…M5など
4:ポルシェの3.8リットル水平対向6気筒(111点)…911カレラS
5:フェラーリの6.3リットルV12(103点)…FF
6:BMWの3.0リットル直6ターボディーゼル(100点)…5シリーズなど
フェラーリ458イタリアの直噴4.5リットルV型8気筒ガソリンユニットが、2年連続で同賞を獲得。ある審査員は、「高回転域まで気持ち良く回るエンジン。自然吸気でリッター当たり124psの出力も素晴らしい」とコメントする。
また、458イタリアと競合するそのマクラーレン『MP4‐12C』は、前回の5位から2位へ上昇。一方、前回4位の日産『GT‐R』の3.8リットルV型6気筒ツインターボは、今回は選出されていない。