光岡自動車の河村賢整副社長は24日に日本国内で発売する新型『ビュート』を7月からタイでも生産、出荷を開始する計画を明らかにした。また今後はタイを始めとするASEAN向けや中国向けにそれぞれ日本とは仕様の異なるモデルを投入する考えも示した。
河村副社長は23日都内で開いた新型ビュート発表会で「新型ビュートは弊社のニッチとグローバル化を推し進める上で重要な機種にあたる。日本だけでなく広く海外でも光岡のエントリーモデルとして活躍してくれるものと思っている」とした上で、「タイでも7月からビュートの生産出荷が開始する」と述べた。
タイでは現在、『ガリュー』と『ヒミコ』を現地生産しており、これにビュートが加わることになる。タイで生産する車両は、タイのほか周辺のASEAN諸国でも販売するとしている。
また河村副社長は「アジアはアジアの専用車を、また中国はこんな車があったら楽しいのではないかというご意見も頂いている。今は日本のプロダクトをそのまま持って行っているが、もう1~2年したらタイでアジアカーを企画したい」と述べた。