STマイクロエレクトロニクスは10日、3軸すべてにおいて高い加速度検出性能を確保した超低消費電流のMEMSセンサを発表した。
STの加速度センサ『H3LIS331DL』は、自動車用ドライブレコーダから医療用モニタ装置およびスポーツ用品まで、スペースや消費電力に制限があるアプリケーションで、最大400gまでの衝撃を正確に検知することができる。
携帯型医療機器や、アイスホッケー、アメフト、自動車レースなど、衝撃の大きなスポーツにおける衝撃モニタとしての活用が見込まれる。また、ドライブレコーダや貨物監視システムの衝突監視能力を大幅に改善できるほか、家電製品の耐衝撃保護機能を強化することもできる。
量産は2012年第2四半期末までに開始予定。1000個購入時の単価は約5ドル(約400円)。