アルパインは3日、同社のタイ工場となる、アルパイン・テクノロジー・マニュファクチャリング・タイにおけるカーオーディオの生産を再開すると発表した。同社は、タイで発生した洪水の影響により生産計画を見直していた。
同社では、アセアン地域における自動車市場の拡大に伴い、車載製品の需要増加を予測。現在、電子機器の受託生産として操業を行っているタイ工場を再活用し、需要増加に対応する。
タイ工場の再活用は、初期費用を抑えるとともに、生産バランスの確保と地域的なリスク分散にも繋がるとし、同社の生産方針である「Made in Market」を推進することで、現地に進出しているサプライヤーからの部品調達や物流面でのメリットを創出し、更にFTAの活用による競争力強化を図る。