京セラは、太陽光発電に蓄電システムを組み合わせた新システムを、4月1日より順次受注開始すると発表した。
新システムは、太陽光発電システムと蓄電システムを連係させ、安価な深夜電力を蓄電し昼間に利用することで、太陽光で発電した電気の売電量を増加させる、押し上げ効果が期待できるシステムとなっている。
同システムでは、同社が推奨する「太陽光売電優先モード」のほかにも、安価な深夜電力を蓄電し昼間使用することで電気料金を節約する「深夜電力活用モード」、太陽光で発電した電気を全て家庭等で使用し、ゼロエミッションを目指す「エコハウスモード」、昼間の家庭等での購入電力が一定の値以上にならないように、蓄電池から電力供給し節電する「ピーク抑制モード」など、顧客の生活パターンやニーズに合わせた合計6つの運転モードを搭載し、自由に選択することができる。
一方、停電時は自動的に蓄電池からの電力供給に切り替わり、大容量7.2kWhの蓄電池をいかし、停電時でも冷蔵庫、冷暖房器具、テレビなど生活に必要な電気製品を同時に最大12時間連続使用できる。また、晴天時であれば太陽光発電システムの自立運転機能によって、太陽光で発電した電気を使用できるため長時間に及ぶ停電にも対応が可能。
さらに、京セラの独自技術を活かしたホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)を組み合わせることで、パソコン、テレビ、スマートフォンなどで、太陽電池の発電量や蓄電池の充放電状況など、家庭内エネルギーの状況の「見える化」が図れ、画面上で一元管理することでエネルギーの効率運用が可能となる。