フォルクスワーゲンは22日、米国テネシー州のチャタヌーガ工場に800名を追加雇用すると発表した。
今回の追加雇用は、2011年夏に米国市場で発売された新型パサートの販売好調を受けての対応。チャタヌーガ工場で生産されている米国向けのパサートは、欧州や日本仕様とは異なる北米専用車で、ボディサイズがひと回り大きい。
2011年の米国でのパサートの年間販売台数は、2万2779台。前年比は124%増と、新型投入の効果で大きく伸びた。2012年1〜2月実績は1万4507台で、すでに2011年実績の6割を超える売れ行きだ。
フォルクスワーゲンは2012年初頭、チャタヌーガ工場に200名を増員する計画を発表。今回の追加雇用と合わせると、1000名規模での雇用拡大となる。
フォルクスワーゲングループオブアメリカのジョナサン・ブラウニング社長兼CEOは、「我々は市場のニーズに応えて、より多くのパサートを生産する」と述べている。