キリウは、インドの自動車用鋳物部品を製造する合弁工場の生産能力を増強すると発表した。
インドで同社の主要納入先である日系自動車メーカーが生産を拡大しており、納入先からの増産要請に対応する。
合弁工場の「ムンジャルキリウ」は、鋳造工場内に電気炉2基を設置して第2造形ラインを新設する。2012年5月から稼働する予定で、生産能力は現在の倍以上となる月産4200tになる。
また、生産能力増強に伴って合弁会社の出資比率を変更する。キリウ、住友商事の出資比率を33.4%から51.0%に高め、キリウの連結子会社とする。合弁相手のヒーロー・モータースの出資比率は49.0%に下がる。経営トップもキリウから派遣し、意思決定を早めるとともに、キリウのモノづくりの考え方を反映させた生産活動に移行する。