メルセデスベンツ世界販売、10.6%増…6月実績

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ダイムラーは5日、メルセデスベンツ乗用車(スマートを含む)の6月世界セールスの結果を発表した。総販売台数は12万2900台で、前年同月比は10.6%増。8か月連続で前年実績をクリアした。

ブランド別では、メルセデスベンツが6月としては過去最高の結果で、前年同月比13.2%増の11万3300台を販売。スマートは13.3%減の9600台だ。今年上半期(1~6月)世界販売は、グループ全体で前年同期比11.6%増の60万7400台を売り上げている。

メルセデスベンツブランドでは、新型『Eクラスセダン』が引き続き人気。新型Eクラスセダンは今年上半期、前年同期比62%増の10万1700台をセールス。2009年にマイナーチェンジを受けた『Sクラス』の上半期セールスも、29%増の3万0500台に到達した。また、『Cクラス』は5%増、『GLK』などのSUVは10%増と、実績を伸ばした。

6月の市場別販売は、西欧が前年同月比3.6%減の5万8100台と後退。そのうち、地元ドイツは10.5%減の2万7000台にとどまった。伸び率が顕著だったのは、アジアパシフィックエリアで、85.9%増の2万5400台。そのうち、香港を含む中国が、177.2%増の1万3700台と過去最高のセールスを記録した。米国も20.5%増の1万8300台と売れている。

ダイムラーのJoachim Schmidt販売担当副社長は、「EクラスとSクラスが牽引役。7月から販売が始まる新しいCLクラスにも期待できる」と、述べている。

《森脇稔》

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