日産自動車は、CSR(企業の社会的責任)に関する考え方や活動をとりまとめた「サステナビリティレポート2010」を制作し、6月23日14時00分からウェブサイトで公開する。
今回のレポートでは、二酸化炭素や有害物質を排出する自動車を生産しているメーカーとして「地球環境の保全」や多くの人命を奪う自動車による交通事故が発生していることに配慮して「安全への配慮」の章を特別に設け、詳細に説明している。
また、CSRの進捗状況・目標をまとめた「日産CSRスコアカード」を昨年に続き公開したほか、前年に示した2009年度目標に対する達成状況と2010年度の目標を明示する。
同社のカルロス・ゴーン社長は「企業の持続可能性は、長期的な展望に基づいて評価されるが、持続可能性を達成するには、日々の地道な努力が不可欠で、日産にとって、長期的な事業目標の達成を支えるため、短期的な課題解決に向けて活動を進めることを意味する」とレポートの冒頭で明示し、CSR活動を強化する姿勢を示している。