米国で4月3日に発売されたApple社の新型多機能端末、『iPad』。米国では、このiPadをビジネスに利用する動きが出てきた。
メルセデスベンツの米国法人、メルセデスベンツUSAの子会社、メルセデスベンツフィナンシャルは26日、自動車金融会社としては世界で初めて、iPadを販売店における顧客との商談に活用すると発表した。
このシステムは「MB(メルセデスベンツ)アドバンテージ」と命名。商談の場で、車種に応じた細かいローン支払いシミュレーションなどの情報を、顧客に素早く提示することが可能になるという。
メルセデスベンツフィナンシャルは、米国内のメルセデスベンツ40ディーラーに、iPadを先行導入。今夏にかけて試験的に運用し、その後年内をメドに、全販売店にiPadを導入する計画だ。
同社のアンドレアス・ハインリッチ副社長は、「iPadは非常に便利な販促ツール。販売店の顧客サービス向上に、大きな役割を果たすだろう」と述べている。