日産自動車は5月13日、フォークリフトを製造する産業機械事業の分社化を検討すると発表した。
産業機械事業を取り巻く環境が厳しい中で、持続的に成長していくため、意思決定の迅速化と事業経営の機動力を高めることを狙いに分社化を検討する。分社化によって経営の透明性、採算の明確化を図る。分社後は日産の100%子会社とすることで、グループ内のシナジーも維持する。
産業機械事業部は主に日産のフォークリフトを開発・生産している。日本、米国、スペイン、スウェーデンに生産拠点を持ち、従業員数は約2520人。部門の2009年度の売上げは613億円。
同社では、2010年度中に分社する方向で、検討とあわせて準備に着手する。詳細は決定次第、発表する。