フィアットは29日、『500』の累計生産台数が50万台を突破したと発表した。生産開始から1年9か月でのスピード記録だ。
フィアット500は、ポーランド・ティヒ工場で2008年6月から生産開始。現在、世界83か国で販売されている。ボディタイプは「サルーン」(3ドアハッチバック)と「カブリオ」(3ドアキャンバストップ)の2種類。欧州では、ポップ、ラウンジ、スポーツ、ロック、Diesel、PUR-O2の6トリムが用意される。
エンジンはガソリン2、ディーゼル2の合計4ユニット。ガソリンは1.2リットル直列4気筒(69ps)と1.4リットル直列4気筒(100ps)、ターボディーゼルは1.3リットル直列4気筒「マルチジェット」(75ps)と同「マルチジェット II(95ps)が設定されている。
記念すべき50万台目となったのは、ガソリン1.2リットル直列4気筒(69ps)を搭載車で、ボディカラーはファンクホワイト。工場のスタッフが総出で50万台目のラインオフを祝った。
累計50万台の国別販売台数は、1位がイタリアで24万4755台、2位がフランスで5万8425台、3位が英国で5万1445台。日本はアジアで唯一、ベスト10入りとなる9位で、9030台を販売している。