泥酔男、クルマで居酒屋に突入

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1月29日夕方、神奈川県横浜市緑区内の駐車場で軽乗用車が暴走。約50m直進し、道路を挟んで反対側にある居酒屋へ突っ込んだ。この事故で店内にいた客3人が死傷。警察は泥酔状態でクルマを運転していた44歳の男を現行犯逮捕している。

神奈川県警・緑署によると、事故が起きたのは1月29日の午後5時50分ごろ。横浜市緑区鴨居1丁目(N35.30.23.4/E139.33.59.5)付近にある飲食店の駐車場で軽乗用車が暴走。導入路などを約50mに渡って走り抜け、県道を挟んで反対側(鴨居5丁目)にあるマンション1階部分の居酒屋(N35.30.22.1/E139.33.59.5)に突っ込んだ。

クルマは店内に進入。55歳の男性客が直撃を受け、全身強打でまもなく死亡。57歳と17歳の男性が重体となっている。警察はクルマを運転していた大和市内に在住する44歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを進めている。

逮捕された男からは呼気1リットルあたり0.7ミリグラムのアルコール分を検出しており、当時は泥酔状態。調べに対しては「知人女性の子供が熱を出したので、病院まで連れてきた」と供述しているという。男は駐車場にクルマを止めようとした際、誤って看板に衝突。慌ててペダルを踏んだ際にアクセルとブレーキを踏み間違えたようだ。

知人女性も事故直前まで男と一緒に自宅で酒を飲んでおり、警察は「酒に酔った状態を認識していた」と判断。飲酒運転幇助容疑で事情を聞くとともに、男の容疑を危険運転致死傷に切り替えることも検討している。

《石田真一》

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