マツダは、独自のアイドリングストップシステム「i-stop」の燃焼技術開発が日本燃焼学会の「2009年度技術賞」を受賞したと発表した。
この賞は、燃焼応用技術の研究・開発に顕著な功績を残した個人またはグループに対して贈呈される賞。
i-stopは、エンジン停止状態でもシリンダー内に燃料を供給できる直噴エンジンの特徴を生かした「燃焼始動式」を開発したもので、一般的なアイドリングストップシステムの半分となる約0.35秒でのエンジン再始動が可能となった。
今回の受賞では、i-stopの燃焼始動技術が自動車用エンジンの燃焼技術の新たな活用を示すとともに、環境性能に優れる直噴エンジンの価値を高めたことが評価された。
受賞者は同社パワートレイン開発本部の田賀淳一氏、中山佳映氏、阿部貴洋氏、太田統之氏、宮本浩二氏、細谷英生氏の6人。