交通トラブル仲裁の男性、トラックにひきずられる

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5日未明、愛知県名古屋市西区内の市道で、タクシー運転手とトラック運転手が口論となり、仲裁に入ったタクシーの乗客がトラックにひきずられて軽傷を負う事件が起きた。トラックは逃走したが、警察は後に32歳の男を殺人未遂容疑で逮捕している。

愛知県警・西署によると、事件が起きたのは5日の午前0時50分ごろ。名古屋市西区城西4丁目(N35.11.17.1/E136.53.39.9)付近の市道で、タクシーが客を乗せるために車線変更して路肩に寄ったところ、後ろから進行してきたトラックが急停止。トラック運転手が「割り込みするな」と怒鳴ったことから、タクシー運転手との口論に発展した。

トラックを運転していた男はタクシーに火が着いたままのタバコを投げつけるなどしたため、タクシーに乗り込もうとしていた51歳の男性が「そういうことをしてはいけない」と諭すと、男はトラックに乗り込んで逃走しようとした。

男性はこれを阻止しようとしたが、約80mに渡ってひきずられて転倒。足を打撲する軽傷を負った。トラックはそのまま逃走したが、タクシーの運転手が目撃したナンバーなどを警察に通報。警察は交通トラブルを起因とした殺人未遂事件として捜査を開始し、勤務する会社の関係者に促され、約2時間後に現場へ戻ってきた32歳の男を逮捕している。

調べに対して男は「直前でタクシーに割り込まれ、腹が立った」などと供述。男性をひきずったことは認めているが、一方で「低速で走行しており、殺すつもりは無かった」とも話しているようだ。

《石田真一》

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