ヤマハ発動機は、11月1日付けで戸上常司会長が代表権を持って社長に就任する人事を発表した。社長を経ずに会長に就任してから、社長に就任するという異例のトップ交代。梶川隆社長は代表権を返上して取締役となる。
また、代表権を持つ内山徹雄常務執行役員、綿引亨常務執行役も代表権を返上、取締役上席執行役員に降格となる。代表権を持つ3人が揃って返上する。
社長に就任する戸上氏は技術系のトップで、IM事業部長などを経てから2000年に取締役に就任、2003年に代表権を持つ専務となり、2007年に代表権を返上して会長に就任していた。63歳。