トヨタ、米国新車販売は16.1%減…9月実績

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米国トヨタ販売は1日、9月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は12万6015台で、前年同月比は16.1%減(季節調整済み)。8月の10.5%増から一転、2か月ぶりのマイナスとなった。

トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラーセダンの『カムリ』が16.2%減の2万5745台、『カローラ』が6.6%減の2万0741台と減少。5月下旬にモデルチェンジした『プリウス』も、3%減の1万0984台とマイナスに転じた。

1月に発売した新型クロスオーバー『ヴェンザ』は4738台を販売。8月の8435台、7月の5780台と比較して一歩後退した。『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』/『ベルタ』)は、前年同月比68%減の1907台にとどまった。

トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、『RAV4』が前年同月比3.1%減の1万0398台と、4か月ぶりのマイナス。また、中型SUVの『ハイランダー』も12.6%増の5216台と、3か月ぶりに減少した。小型ピックアップトラックの『タコマ』も、21.4%減の7513台と3か月ぶりのマイナスだ。唯一、健闘したのが『ランドクルーザー200』で、20.3%増の233台を販売している。

レクサスブランドでは、新型を2月に投入した『RX』が8228台を販売し、前年同月比は70.3%増と大きく伸びた。『IS』も5.5%増の3346台と回復。8月に投入されたハイブリッドセダン、『HS250h』は8月の543台から9月は1242台へ、台数を上乗せした。しかし、マイナーチェンジ直前の『ES』は27.7%減の3046台、『LS』は39.7%減の777台と、不振が続く。レクサスブランド総計では、7.3%増の1万7939台と好調だ。

サイオンブランドでは、『xB』(日本名:『カローラルミオン』)が前年同月比51.4%減の1539台、『xD』(日本名:『イスト』)が63.4%減の912台と、8月の回復も束の間、大幅減を喫した。

米国トヨタ販売のドン・エズモンド副社長は、「回復の兆しが見える米国経済と8月24日まで行われたスクラップインセンティブにより、トヨタの今年7 ‐ 9月新車販売は立ち直った。10 ‐ 12月期の販売にも期待したい」とコメントしている。

《森脇稔》

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