飲酒運転の発覚恐れる 死亡ひき逃げでホストを逮捕

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6月28日朝、千葉県千葉市若葉区内の市道で、自宅前で草むしりをしていた78歳の女性がひき逃げされ、死亡する事故が起きた。警察は飲酒運転の発覚を恐れて逃走した、21歳の自称ホストの男をひき逃げ容疑で緊急逮捕している。

千葉県警・千葉東署によると、事故が起きたのは6月28日の午前8時25分ごろ。千葉市若葉区大宮町付近の市道で、自宅前の草むしりを行っていた78歳の女性が、進行してきたクルマにはねられた。

女性は近くの病院に収容されたが、全身を強打したことが原因でまもなく死亡。クルマはそのまま逃走したため、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

容疑車両は女性との衝突時に左前部フェンダーを破損。タイヤもパンクしたが、ホイールが路上に残した擦過痕を事故の目撃者が追跡。約1km先で停車していた衝突痕のある乗用車を発見して警察に通報。警察はこのクルマを運転していたホストを自称する21歳の男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の容疑で緊急逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。

現場は見通しの良い直線区間。調べに対して男は「ガードレールに衝突したが、人には当たっていないと思う」などと供述しているようだ。警察では飲酒運転の発覚を恐れて逃走したものとみて、男を厳しく追及している。

《石田真一》

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