【VW シロッコ 日本発表】R は GT24 似

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フォルクスワーゲンといえば、『ゴルフ』の「R32」(新型ではエンジンがダウンサイジングされ「R20」となるようだ)や『パサート』の「R36」など、ホットバージョンとして「Rモデル」を用意することがある。

『シロッコ』は現在のフォルクスワーゲンで唯一といえるスポーツクーペだけに、「シロッコR」の登場に期待したいところだが……。

実は先週、本国ドイツでは「シロッコR」が先行発表された。エンジンは2リットル直4ターボだが、最高出力を256psにアップ。トランスミッションは6速MTと6速「DSG」で、駆動方式はFFだ。そして、車高を落とした強化サスペンションを組み合わせている。

そんなシロッコRのエクステリアのポイントを、デザイナーのアンドレアス・ミント氏(フォルクスワーゲンAG デザイン部デザイナー)に尋ねてみた。

「デザイン部としてはRモデル用にエプロンとかスポイラーを新しく作っています。とてもアグレッシブで、スポーティで、(エプロンを)下まで伸ばしています。車幅は(ベース車のシロッコ)そのままですが、重心の低さを感じることができるでしょう」

「まあ、スカートを伸ばしたぶんだけアプローチアングルは低くなってしまったんですけどね」

発表された写真を見ると、大きく口を開いたフロントバンパーや低く構えたスタイルが、シロッコの個性をより高め、スポーティに見せているのがよくわかる。そしてそのRモデルのエクステリアは、先日の「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」で大活躍した「シロッコGT24」とよく似た雰囲気だ。

日本導入は、ゴルフはもちろんパサートでも「Rモデル」が日本市場へ輸入されているだけに、シロッコでも十分に期待できるだろう。

《工藤貴宏》

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