DHLグローバル・フォワーディング・ジャパンは、全日本空輸(ANA)と、航空貨物輸送のセキュリティに関するパートナーシップを締結した。
このパートナーシップは、両社で貨物輸送に関わるベストプラクティスや組織犯罪情報を共有し、貨物の損失を防ぐことで、より安全な航空貨物輸送を提供することが目的。
特に製薬業やファッション/アパレル、ハイテクメーカーの取り扱いに注意が必要で高価値の貨物を処理する際の手順を標準化し、成田国際空港第7貨物上屋を皮切りに、厳重なチェックや閉回路テレビなどの最新機器を使用した監視体制によって破損や盗難を防ぐ。
具体的には、貨物ターミナルオペレーターなども含め作業部会を組織し、貨物の処理方法を改善するほか、両社で活動グループを立ち上げて貨物に関する犯罪防止策を実施する。
DHLはこれまでもアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどの航空会社と同様のパートナーシップを締結しており、日本では今回ANAが初めて。