米国のコーダ(CODA)オートモーティブは3日、中国製の小型EVセダン、『コーダEV』を発表した。動画共有サイトでは、そのPRビデオが公開されている。
コーダEVのシャシーやボディは中国の自動車メーカー、哈飛汽車の4ドアセダンがベースで、組み立ても哈飛汽車が担当。モーターは米国コロラド州のUQM社製を採用しており、最大出力は134ps、最大トルクは30.6kgmを発生する。
2次電池は中国の大手電池会社、天津力神のリチウムイオンバッテリーで、蓄電容量は34kWh、定格電圧は333V。モーターとの組み合わせにより、0-96km/h加速11秒以下、最高速129km/h(リミッター作動)、最大航続距離193kmの実用的な性能を確保している。
充電は家庭用の110Vと220Vソケットに対応。充電時間は220Vで約6時間だが、64km程度の短距離を走行するなら、約2時間のチャージでOKだという。
コーダEVは2010年秋、充電インフラの整ったカリフォルニア州で限定発売。価格は4万5000ドル(約442万円)だが、米国政府からの7500ドル(約74万円)の補助金が受けられるため、実質プライスは3万7500ドル(約368万円)まで下がる。
コーダ社は、「2010年に2700台、2011年には2万台を販売したい」と強気。その走りを収録したPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。