【ニューヨークモーターショー09】メルセデスベンツ Sクラス…フェイスリフト実施

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ダイムラーは8日、ニューヨークモーターショーで『Sクラス』のマイナーチェンジモデルを発表した。外観のフェイスリフトや環境性能を高めたエンジンがニュースだ。

現行Sクラス(W221型)は、2005年6月に登場。累計販売台数は約27万台と、高級サルーン市場で圧倒的なシェアを握る。デビューから約4年を経たマイナーチェンジでは、商品力を向上させ、さらに魅力を高めている。

外観は新デザインのグリルやバンパー、ヘッドランプ&テールランプを採用。最上級グレードの「S600」には専用グリルが与えられた。また、S600にはLEDライトパッケージが標準装備。ヘッドランプ&テールランプ、デイタイムドライビングライトなどに、合計52個のLEDを使用した。

エンジンはディーゼル2、ガソリン6(AMGを含む)の合計8ユニット。ディーゼルの「S350CDI」には、燃費やCO2排出量を最大7%改善する「ブルーエフィシエンシィパッケージ」が標準装備。これはエアロダイナミクスを向上させるパーツ、オンデマンド制御方式の燃料ポンプ、7速AT「7Gトロニック」の専用ギアレシオなどをセットしたパッケージだ。

この結果、直噴3.0リットルV6ターボディーゼル(235ps)を積むS350CDIブルーエフィシエンシィパッケージは、欧州複合モード燃費13.2km/リットル、CO2排出量199-201gを達成。「S450CDI」は直噴4.0リットルV8ディーゼル(320ps)を搭載している。

ガソリンエンジンでは、4.7リットルV8が新登場。これは「S450」「S450 4マチック」に用意するユニットで、最大出力は340psを発生する。このほかのエンジンは基本的に従来通りで、「S350」と「S350 4マチック」が3.5リットルV6(272ps)、「S500」と「S500 4マチック」(日本や米国では「S550」)が、5.5リットルV8(386ps)、「S600」が5.5リットルV12ツインターボ(517ps)。S600は0-100km/h加速4.6秒の俊足ぶりだ。

また、AMGもエンジンに大きな変更はなく、「S63AMG」が6.2リットルV8(525ps)、「S65AMG」が6.0リットルV12ツインターボ(612ps)となる。

安全面では3月に発売した新型『Eクラス』の装備を導入。アテンションアシスト、アダプティブハイビームアシスト、ナイトビューアシスト、レーンキーピングアシスト、スピードリミットアシストなどの最新システムが用意される。S600にはアクティブボディコントロールが標準だ。

室内は、運転席側からナビゲーション、助手席側からDVDなど、左右で異なる画面を表示する「スプリットビュー」、Bluetooth&USBインターフェイスを新採用。ダイムラー独自の操作システム「コマンド」には、SDメモリーカードスロットが新設された。ステアリングホイールも、デザインを若干変更している。

オプションで「リアシートエンターテインメントパッケージ」を設定。ヘッドレストに8インチモニターを埋め込む。S600には「アンビエントライティング」を標準装備。照明色をアンバー、ホワイト、アイスブルーの3色に切り替えできる。

新しいSクラスは、欧州では7月からディーラーに並べられる。AMGを除いたドイツでの価格は、S350の7万3006ユーロ(約970万円)から、S600の15万5354ユーロ(約2065万円)となっている。

《森脇稔》

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