ホンダ、独バイラント社と家庭用小型コジェネシステムで提携

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ホンダ、独バイラント社と家庭用小型コジェネシステムで提携
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ホンダは、ドイツの暖房・給湯機器専門メーカーであるバイラント社と共同で、欧州市場向けに家庭用小型コージェネレーションシステムを共同開発することで基本合意した。まずドイツでの販売開始を目指す。

共同開発では、ホンダが欧州市場に適した小型コージェネレーションユニットを、バイラント社が暖房・給湯ユニットの開発をそれぞれ担当し、両者のユニットを組合わせ、システムとして提供する。

ホンダの家庭用小型コージェネレーションユニットは、世界最小の天然ガスエンジン「GE160V」と正弦波インバーターを組み合わせ、家庭用に適した小型・軽量化を実現した。

ホンダとバイラント社が共同開発する家庭用小型コージェネレーションシステムは、一世帯あたりのCO2排出量を大幅に削減することが可能で、欧州の地球温暖化防止の目標達成に向けた重要な施策となる。ドイツ政府は、2009年1月から施行の新CHP(コージェネレーション)法を背景に、コージェネレーションシステムの普及促進を図っており、同システムによる発電量を現在の12%から2020年までに25%への向上を目指している。

ドイツでは、コージェネレーションシステムの購入で政府から補助金が支給される。購入後は、電気税の免除や、エネルギー会社による電力買い取り支援などもある。また、システムの燃料となるガスの使用については、エネルギー税の対象外。こうした政府主導のエネルギー政策により、ドイツでは今後、家庭用小型コージェネレーションシステムの大幅な普及が見込まれる。

《レスポンス編集部》

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