被害者をひきずった81歳を逮捕 事故に気づかず

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9日夕方、福岡県大野城市内のスポーツクラブ敷地内の駐車場で、場内を歩いていた72歳の女性が進行してきた軽乗用車にはねられた。クルマは女性を底部に巻き込んだまま約370m走行。女性は即死した。警察は81歳の男をひき逃げの現行犯で逮捕している。

福岡県警・筑紫野署によると、事故が起きたのは9日の午後5時40分ごろ。大野城市つつじケ丘1丁目付近にあるスポーツクラブ敷地内の駐車場で、場内通路を歩いていた72歳の女性が後方から進行してきた軽乗用車にはねられた。

クルマは底部に女性を挟み込んだまま市道に進出し、さらに約350m走行。後続車の運転者が異変に気づき、クルマを抑止したが、女性は頭部や頚部骨折で即死状態だった。警察はクルマを運転していた81歳の男を自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕。事故の状況について調べを進めている。

現場は見通しの良い駐車場。約200台の駐車スペースがある。調べに対して男は「何かに当たったような気がしたが、人だとは思わなかった」などと供述している。後続車の運転者から「人を引きずっている」と注意されたが、男はまったく気づいていない様子だったという。

《石田真一》

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