NOKが発表した2008年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比4.2%増の2609億5円、営業利益が同27.7%減の142億円と増収減益となった。
シール事業は自動車四輪生産が新興市場向けの輸出に支えられ増加したほか、海外では北米が落ち込んだものの、中国、東南アジアの生産が好調だったため、全体では増収となった。フレキシブル基板事業も海外メーカーへの販売が好調だった。
収益では鋼材をはじめとした材料の高騰と増産対応のための償却費負担の増加で営業減益となった。経常利益は同28.5%減の159億円、当期純利益が同25.0%減の97億円だった。
通期連結業績見通しは国内自動車メーカーの減産や携帯電話、デジタルカメラ向けのフレキシブル基板製品のマイナスが見込まれるため下方修正した。売上高は前回予想よりも140億円マイナスの5200億円、営業利益が46億円マイナスの232億円、経常利益が46億円マイナスの263億円、最終利益が27億円マイナスの14億9000万円となる見通し。