羽田新ターミナルにバリアフリー搭乗橋 菱重輸送機器エンジニアリングが受注

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羽田新ターミナルにバリアフリー搭乗橋 菱重輸送機器エンジニアリングが受注
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三菱重工業の子会社の菱重輸送機器エンジニアリングは、鹿島・北野特定建設工事共同企業体、戸田・鴻池特定建設工事共同企業体から、羽田空港新国際線旅客ターミナル向けのバリアフリー旅客搭乗橋(PBB)21基を受注したと発表した。

空港ビルと旅客機を結ぶトンネル通路内の段差をなくした新開発のバリアフリータイプで、2010年10月オープン予定の羽田空港新国際線旅客ターミナルに世界で初めて導入する。納期は2010年7月の予定。
 
今回受注したPBBは、同社が世界に先駆けて開発し、今春から販売活動を開始したバリアフリータイプ。従来、構造上避けられないと考えられていたトンネル通路内の段差を解消したもので、併せて、大枠トンネルの床の両脇に設けられた雨どいも完全に除去、乗客が円滑に乗降できるバリアフリー空間を実現した。
 
今回の受注分には、世界初の総2階建て超大型旅客機エアバス『A380』の2階ドアに対応する特殊なPBBも含まれている。
 
同社は、三菱重工の国内・海外向け交通システムのアフターサービスを主業務とする企業。PBBなどの輸送機器は、市場ニーズに迅速に対応するため、設計・製作・販売からアフターサービスまでを一貫して手掛ける体制を構築しているが、今回の大型受注を機に、バリアフリーPBBの国内外空港への拡販に積極的に対応していく方針だ。

《レスポンス編集部》

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