川崎重工は、ブラジルの現地法人カワサキモトレスドブラジル(KMB)を通じて、10月15日から二輪車の販売を開始すると発表した。
KMBは、主に250cc以上のスーパースポーツ、スポーツ、クルーザーなどのモデルを数機種導入し、2009年に5000台の販売を見込んでいる。
ブラジルの二輪車市場は、2005年に約100万台だったのが、以降急速に伸びており、2007年には約160万台にまで拡大している。その中で250cc以上のクラスは、米国、欧州、日本に次ぐ約15万台規模で、今後も大きな成長が期待されている。
KMBは、販売活動を展開、きめ細かなアフターサービス、マーケティングや広告宣伝などを推進する。
一方、KMBは2009年半ばに北部アマゾナス州マナウス市に約500万米ドルを投資して年間生産能力2万5000台の組立工場を立ち上げ、現地生産を開始する予定。