自衛隊車両の転落事故、運転していた隊員を書類送検

自動車 社会 社会

今年6月、静岡県牧之原市内の東名高速道路上り線で、陸上自衛隊・高遊原分屯地(熊本県益城町)所属の車両が路外に逸脱。高架橋の下に転落して2人が死傷した事故について、静岡県警は3日、運転していた35歳の1等陸曹を自動車運転過失致死容疑で書類送検した。

静岡県警・高速隊によると、問題の事故は今年6月4日の午後2時10分ごろ発生した。牧之原市坂部付近の東名高速道路上り線を走行していた陸上自衛隊・西部方面隊の高遊原分屯地に所属するジープ型車両(RV)が路外に逸脱。外壁を突き破り、転覆した状態で約10m下まで転落大破した。この事故で助手席に同乗していた24歳の3等陸曹が頭部強打で死亡。運転していた35歳の1等陸曹も重傷を負った。

事故を起こした車両は右後輪タイヤがバーストしており、警察ではこれが原因でコントロールを失った可能性が高いとして検証を開始。結果として運転していた1等陸曹が適切な減速操作を行わず、これが原因で事故に至ったと判断した。

このため、運転していた1等陸曹を3日までに自動車運転過失致死容疑で静岡地検に書類送検している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース