飲酒運転のクルマが逆走して衝突、順走側の運転者死亡

自動車 社会 社会

7日早朝、静岡県岡部町内の国道1号で、下り線を逆走してきた乗用車が順走してきた別の乗用車と正面衝突する事故が起きた。双方のクルマは中破し、順走側の運転者が死亡。警察は逸脱側の運転者を飲酒運転などの容疑で逮捕している。

静岡県警・藤枝署によると、事故が起きたのは7日の午前5時35分ごろ。岡部町岡部付近の国道1号下り線を乗用車が逆走。下り線を順走していた別の乗用車と正面衝突した。

双方のクルマは中破。順走側のクルマを運転していた36歳の男性は近くの病院に収容されたが、出血性ショックが原因で死亡。逸脱車を運転していた24歳の男も打撲の軽傷を負ったが、呼気から酒気帯び相当量のアルコール分を検出したため、自動車運転過失致死と道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で逮捕している。

現場は片側2車線の緩やかなカーブ。上下線の間には中央分離帯が設置されているが、逸脱車は現場の約50m手前にある交差点で対向車線側に進入。逆走を開始したとみられる。調べに対して男は「運転中に眠くなり、眠気醒ましをしていた」、「前を見ていなかった」などと供述しているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース