警官を引きずって逃走の男、ヘリコプターが追い詰める

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20日午前、埼玉県三郷市内の市道で、シートベルト未着用の容疑で検挙された男が警官の制止を振りきって逃走する事件が起きた。引きずられた警官1人が軽傷。クルマは約1時間後に発見され、警察では運転していた26歳の男を逮捕している。

埼玉県警・吉川署によると、事件が起きたのは20日の午前11時20分ごろ。三郷市茂田井付近の市道で、シートベルト未着用の状態でワゴン車を運転していた男に対し、これを摘発した同署員が反則キップへの署名を求めたところ、男がクルマを発進させようとした。

署員はこれを制止しようとしたが、発進するクルマに引きずられて転倒、肩などを打撲する全治1週間程度の軽傷を負った。クルマはそのまま逃走。警察では公務執行妨害と傷害、道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で捜査を開始した。

この結果、警察のヘリコプターが千葉県野田市内を逃走するクルマを発見。これを受けて出動したパトカーが強制抑止し、運転していた26歳の男を拘束、男は間もなく逮捕された。調べに対しては「交通違反で処分を受けるのが嫌だから逃げた」などと話しているという。

《石田真一》

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