三井物産は、米国大手独立系石油・ガス開発会社アナダルコ・ペトロリウム社がモザンビーク共和国に保有する石油・天然ガス探鉱鉱区権益の20%を取得することで合意したと発表した。今後、モザンビーク政府関係機関の承認を得て権益譲渡を受ける。
対象鉱区はモザンビーク北部沖合いに位置するロブマオフショアエリア1鉱区。今後約4年間で、石油・ガスの存在を確認するための地震探査などの地質調査、試掘井掘削を実施する。
今回の事業はこれまで実績の少ないアフリカ南東地域での探鉱事業であることなどから、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の探鉱支援制度に採択された。三井物産の子会社ミツイ・イー・アンド・ピー・モザンビーク・エリア1はJOGMECの支援を受けて事業に参画する。モザンビークで商業探鉱事業に参画するのは日本企業では初めて。