日産、9月中間期営業利益は5.3%増益

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日産自動車が26日発表した2007年9月中間決算は、世界販売の回復と為替影響により営業利益は前年同期比5.3%増の3671億円となった。

2期ぶりの増益であり、カルロス・ゴーン社長は「通期の目標に対し順調に進んでいる」と評価した。営業利益8000億円(前期比3%増)などを掲げている通期の予想は据え置いた。

中間期の世界販売は日本が減少したものの、米国や欧州、中国を中心とする一般海外などで順調に伸ばし前年同期比6.3%増の181万600台となった。

為替も円安となったため、売上高は11.7%増の5兆645億円の2ケタ増収だった。純利益は22.5%減の2124億円と大幅な減益となったが、実効税率の上昇や前年にあった日産ディーゼル工業株の売却益などの影響による。

通期の世界販売は期首時点で過去最高の370万台を計画していたが、ゴーン社長は「達成できる」との見通しを示した。

《池原照雄》

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