米ニューヨークを本拠に活動する超能力者4人組、「ファンタスティック4」が高速長距離移動に用いる『ファンタスティカー』の開発・製作に、ダッジが協力していることが明らかになった。“カー”というものの飛行ビークルである。
設計者のリード・リチャーズ(超能力者の1人)によると、これがダッジの高性能エンジン「HEMI」を積んでいる。編集部がクライスラーグループから入手した資料では、最高速度は885km/h、最高高度は9100m。ジェット旅客機並みだ。
フロントエンドがダッジの“クロスヘア”グリルで、その他の箇所にもエンブレムやロゴがあしらわれている。クライスラーグループのエンターテインメント・マーケティング担当シニアマネージャー、マイケル・カーミは「ファンタスティカーに関係するような機会はめったないから、この話には飛びついた」と明かす。
「ダッジには偉大なアメリカ車としてのブランドがある。同じく偉大なアメリカンヒーローであるファンタスティック4に協力するのはごく自然なことだ」
なおクライスラーグループの資料によると、ファンタスティカーはHEMIを1基(a HEMI)搭載している。その他の資料と突き合わせると、メインとなる発動機がHEMIで、直接の駆動用の発動機は別にあると考えられる。
映画『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』は21日から全国ロードショー公開中。