25日午後、神奈川県横浜市保土ケ谷区内の国道16号を走行していたワゴン車が対向車線側に逸脱し、対向の路線バスと正面衝突する事故が起きた。ワゴン車は大破して3人が重軽傷。バスの乗客12人も軽傷を負っている。
神奈川県警・保土ケ谷署によると、事故が起きたのは25日の午後1時40分ごろ。横浜市保土ヶ谷区西谷町付近の国道16号を走行していた55歳の男性が運転するワゴン車が対向車線側に逸脱。対向車線側のバス停に停車しようとしていた横浜市交通局が運行する路線バス(横浜駅西口発/笹山団地中央行き)と正面衝突した。
この事故によってワゴン車は大破。運転していた男性が両足を骨折する重傷、同乗していた男女2人も打撲などの軽傷を負った。また、バスの車内でも転倒が発生。乗客12人が軽傷を負い、いずれも近くの病院に収容されている。
現場は片側1車線で、緩やかなカーブから直線に移行する区間。ワゴン車の同乗者によると、運転していた男性は走行中に「眠い」という言葉を繰り返していたという。警察では漫然運転の可能性が高いとして、運転者の回復を待って自動車運転過失傷害容疑で事情を聞く方針だ。