横浜ゴム、ウレタン防水材を環境対応型に

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横浜ゴム、ウレタン防水材を環境対応型に
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横浜ゴムは、建物の防水対策に使うウレタン防水材「アーバンルーフ」シリーズの主力商品『U-8000』をリニューアルし、より環境に配慮した商品に進化させたと発表した。

従来品の特長である優れた耐久性や低比重、レベリング(平らに塗る)のしやすさはそのままに、トルエン、キシレンなどの有機溶剤を取り除いたのが特徴。刺激臭がほとんどなくなり、安全に作業できるうえ、居住者に近いバルコニーでも安心して使用できる。

下地と防水材を接着させる『プライマーE-100』、防水材の表面を保護する水溶系『トップコートE』を使用すれば、全工程で有害な有機溶剤を使わない環境対応型防水工法が可能。今春から本格的に販売を開始する。

環境対応型U-8000は主剤と硬化剤を現場で混合して使う2成分形のウレタン塗膜防水材で、屋上やベランダなどの下地に塗布し、硬化させて防水層を形成する。この主剤と硬化剤の質量配合比が1:1で、一般的な2成分形ウレタン防水材の配合比(1:2)より主剤の割合が高い。このため、主剤の主成分であるポリマーを多く含み、耐久性に優れている。

また、ウレタン防水材は比重が1.3(1リットル当たりの重さが1.3kg)や1.4のものが主流だが、環境対応型U-8000は硬化剤の改良によって比重を1.0に低減できる。建物の軽量化に寄与するほか、1kg/平方メートルで1mmの膜厚になるため塗布量計算がしやすくなっている。この低比重化技術では特許を取得した。

横浜ゴムは環境対応型の2成分形ウレタン防水材として、すでに『U-8800ECO』をラインナップしているが、今回のリニューアルに伴い、U-8000に一本化していく。

《レスポンス編集部》

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