大型観光バスが道路から転げ落ちる、漫然運転が原因

自動車 社会 社会

9日午後、北海道千歳市内の国道234号で、大型観光バスが路外に逸脱。道路左側の草地に転落し、横転する事故が起きた。この事故で乗客32人が打撲などの軽傷を負っている。漫然運転が事故原因となった可能性が高いとみられている。

北海道警・千歳署によると、事故が起きたのは9日の午後3時50分ごろ。千歳市東丘付近の国道234号で、走行中の大型観光バスが突然道路左側に逸脱。そのまま路肩の斜面を滑落し、道路から約3m下にある草地へ横転した。

この事故でバスの左側面の窓ガラスが割れたり、座席から投げ出されるなどして、小学生を含む乗客32人が打撲や切傷などの軽傷を負い、近くの病院に収容されて手当てを受けた。他の乗客6人と、乗員にケガはなかった。

現場は片側1車線で、見通しの良い直線区間。警察では業務上過失傷害容疑でバスを運転していた66歳の男性から事情を聞いているが、調べに対して「ボーッとしていた。気がついたら車線を外れていた」などと話しているという。警察では漫然運転が事故の原因になった可能性が高いとみて、引き続き調べを進める方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース