猛スピードで追突、水田に向かってクルマを弾き飛ばす

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5日朝、山形県南陽市内の国道113号で、猛スピードで走行していた乗用車が、前を走る軽乗用車に衝突する事故が起きた。追突されたクルマは対向車線に逸脱して別の軽乗用車と衝突し、結果として3台が関係する多重衝突に発展している。

山形県警・南陽署によると、事故が起きたのは5日の午前8時35分ごろ。南陽市竹原付近の国道113号で、猛スピードで進行していた28歳の女性が運転する乗用車が、前を走っていた29歳男性の運転する軽乗用車に追突した。

乗用車は弾みで対向車線側に逸脱。対向車線を走ってきた別の軽乗用車と衝突した後、路外に転落した。最初に追突された軽乗用車は20-30mも弾き飛ばされた末、道路脇の水田に転落。原形を留めないほどに大破している。

この事故で被追突側の軽乗用車を運転していた男性が事故から1時間後に全身強打などが原因で死亡。助手席に同乗していた30歳の女性が頭部強打で意識不明の重体となった。また、対向の軽乗用車を運転していた20歳の男性と、その同乗の男性。最初に衝突してきた乗用車を運転していた女性は軽傷だった。

乗用車を運転していた女性は精神科への通院歴があったという。事故の直接原因は速度超過とみられており、後ろから猛スピードで突進してきた女性のクルマが、前方で行く手を阻んだ軽乗用車を弾き飛ばした状態となった。この際、2台のクルマは一瞬だが、宙に浮くほどだったようだ。

《石田真一》

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