多重事故を誘発、単独ひき逃げ起こした男を書類送検

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京都府警は1日、今年2月に京滋バイパスで発生した多重衝突事故の発端となったひき逃げ事故を起こしたとして、49歳の男を業務上過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で書類送検した。

問題の事故は2月13日午前5時35分ごろ発生した。宇治市槙島町付近の京滋バイパス上り線で停車中の車列に大型タンクローリーが激突、停車中のクルマを次々と押し出し、結果として12台が関係する多重衝突事故に発展。3人が死亡、6人が重軽傷を負った。

被害を拡大した渋滞は、本線上に倒れていた50歳の男性を助けようとトラックが停車したことによって発生した。この男性は自動車専用道である同バイパスに誤って進入し、大型トラックなどにはねられたとみられるが、事故を起こしたとみられる車両は現場から逃走しており、警察が行方を追っていた。

警察では通行記録を分析し、大分県内に在住する49歳の男が容疑に絡んだものと断定。男も逃走の事実を認めたため、書類送検したという。

《石田真一》

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