歩道にクルマが乗り上げ、作業員直撃

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23日午後、長崎県佐世保市内の国道202号で、歩道に乗用車が突っ込み、植栽作業を行っていた女性作業員4人がはねられる事故が起きた。この事故で2人が死亡、2人が重軽傷を負っている。

長崎県警・早岐署によると、事故が起きたのは23日の午後2時40分ごろ。佐世保市指方町付近の国道202号で、走行中の乗用車が路外へ逸脱。そのまま道路左側の歩道に乗り上げ、植栽作業を行っていた女性作業員4人を次々にはねた。

このうち71歳と63歳の女性が頭などを強く打ち、収容先の病院で間もなく死亡。他の2人も足の骨などを折る重軽傷を負っている。この4人よりも少し離れた場所で作業していた別の4人組は無事だった。警察ではクルマを運転していた52歳の男を業務上過失傷害の現行犯で逮捕。2人の死亡後は容疑を同致死傷に切り替えて捜査を続けている。

現場は片側2車線で見通しの良い直線区間。クルマは逸脱後に歩道に乗り上げ、そのまま約20mを走り抜けていた。現場にはブレーキ痕が無く、警察では居眠り運転の可能性も考えられるとしている。

《石田真一》

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