道に迷った車上荒らし犯、交番で被害者に見つかって逮捕

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北海道警は8日、路上駐車していたクルマからハンドバッグを盗んだとして、36歳の男を窃盗容疑で緊急逮捕した。道に迷って交番に現れたところ、被害者と鉢合わせしてその場で捕まった。

北海道警・函館中央署によると、事件が起きたのは8日の午前4時30分ごろ。函館市梁川町付近の市道で、54歳の女性が路上にクルマを止めていたところ、車内に置いてあった現金約1000円が入ったハンドバッグが何者かに盗まれた。

女性は近くの交番に向かいって被害を申告。これを受けた同署員は車上荒らし事件として調書を作成したが、この際に36歳の男が交番へ道を聞きに訪れた。被害者の女性はこの男が事件直前にクルマの近くを徘徊していたことを覚えており、その旨を署員に告げた。

男は一度は交番を離れたものの、後を追いかけてきた署員から任意同行を求められて事情聴取を受け、この際に盗難の容疑を認めたために緊急逮捕されている。取り調べで男は「まさか被害者が交番にいるとは思わなかった」などと話していたという。

《石田真一》

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