警察署内でも酒を飲んだ教諭、懲戒免職に

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青森県教育委員会(県教委)は25日、交通事故の事情聴取を受ける際、酒を飲みながらクルマを運転していったとして、県内の中学校に勤務していた45歳の男性教諭を懲戒免職処分にした。

青森県教委によると、この教諭は自らが起こした交通事故の事情聴取と調書作成に応じるため、今年7月24日の夕方、自己所有のクルマを運転して青森県警・青森署に向かった。しかし、突然に湧き上がった「酒を飲みたい」と欲求に耐えられなくなり、途中のコンビニエンスストアで缶入りの水割りウイスキー(350ml)を2本購入。このうち1本について半分以上を飲みながらクルマを運転。警察署に着いてから残りをすべて飲み、さらに缶酎ハイ1本を買い増し、これも飲んでいた。

署内をふらふらと歩く教諭の様子がおかしく、酒臭いことに接遇した署員が気づき、道路交通法違反(酒気帯び運転)の容疑で検挙。今年10月に罰金20万円の略式命令を受けている。

教諭は県教委に対して「事故の数日後に肝臓の疾病治療のために入院することになっていた。もう飲めなくなると思ったら衝動を抑えられなくなった」と供述。事故と飲酒の関連はなかったが、それが原因と疑われかねず、道義的にも問題があるとして懲戒免職の処分を決めた。

《石田真一》

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