トヨタの北米販売「値上げでも伸びる」…鈴木専務

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トヨタ自動車の鈴木武専務は3日の第1四半期決算発表の席上、北米での車両価格値上げの影響について「価格より商品で(顧客に)受け入れられているので、通期でもキチンと販売は伸ばせる」と、強気の見通しを示した。

トヨタは同日、2006年3月期の北米販売見通しを期首より7万台多い、250万台に上方修正した。一方で7月以降、06年モデルの価格を大半の車種で小幅値上げしている。

鈴木専務は、レクサスの新型『GS』やトヨタ『アバロン』、『タコマ』といった新モデルの販売が好調に推移しており、「台数も利益も伸ばしている」と述べた。

第1四半期のインセンティブ(ディーラー負担分含む)は、1台当たり1090ドルと、前期平均より160ドル増えたものの、今後も「この水準を大きく変えるという状況にはない」とし、GM(ゼネラルモーターズ)などの06年モデル値下げの影響は軽微との考えを示した。

《池原照雄》

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