三菱自動車第1四半期連結決算…赤字幅は改善

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三菱自動車が発表した2005年度第1四半期(4−6月期)の連結決算は、売上高が前年同期比12.9%減の4858億円、営業赤字が138億円となった。

売上高は、北米の販売台数の低迷が続いているため、大幅な減収となった。地域別の販売台数では、日本は5月以降、販売は回復基調だが、同2.0%減の4万8000台にとどまった。北米は利益率の低いフリート販売を絞り込んだ影響で、同22.6%減の4万1000台にとどまった。欧州は順調で、同13.4%増の6万6000台だったが、主力のアジアは中国での販売が低迷し、同3.9%減の17万1000台にとどまった。

営業損益は、販売台数の低迷に加えて、前年度に減損処理による減価償却費の低減、販売管理費の増加などで赤字となったが、ワランティ費用の減少効果で前期の317億円の赤字から138億円の赤字に改善した。

経常損益は、190億円改善し、200億円の赤字、当期損益は、前年同期に豪州でのリストラ費用や新型車開発中止による特別損失があったため、331億円改善し、216億円の赤字だった。

2006年3月期業績見通しは変更していない。

《レスポンス編集部》

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