赤信号無視のドライバー、助けを求める声を無視して逃走

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1日、神奈川県小田原市内にある国道の交差点で、軽自動車と乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。

軽自動車を運転していた23歳の男性が死亡、同乗していた女性2人も軽傷を負ったが、乗用車に乗っていた中年の男女2人はクルマを捨て、徒歩で逃走している。警察では死亡ひき逃げ事件として逃げた2人の行方を追っている。

神奈川県警・小田原署によると、事故が起きたのは1日の午前4時50分ごろ。

小田原市本町4丁目付近の国道1号線で、青信号に従って走行していた23歳男性が運転する軽自動車と、右から進行してきた乗用車が出会い頭に衝突する事故が起きた。

乗用車は軽自動車の運転席付近を直撃するかたちで衝突し、運転していた男性は近くの病院に収容されたが、全身を強く打っており、間もなく死亡。助手席と後部座席に同乗していた19歳の女性2人も打撲などで全治2週間程度の軽傷を負った。

乗用車は赤信号を無視して進行してきたとみられているが、クルマに乗っていた30−40歳代とみられる男女2人は事故直後にクルマを放置し、徒歩で逃走している。この際、車内に取り残されていた女性が助けを求めたが、それも無視して姿を消したという。

警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。2人が近くの駅まで向かい、鉄道で逃走を図った可能性も高いとして、駅の防犯カメラに不審な男女が映し出されていないかどうかを調べている。

《石田真一》

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