グレーチング大量盗難、今度は栃木!

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栃木県佐野市内で道路脇に設置された集水槽を覆う鉄製のフタ(グレーチング)が大量に盗まれ、道路管理者の佐野市が栃木県警・佐野署に被害届を提出していたことが11日に明らかになった。

人力では持ち運び出来ないサイズのものもあり、警察では転売を目論んだ組織的犯行との見方を強めている。

栃木県警・佐野署によると、被害が確認されたのは今月7日ごろから。佐野市植下町、寺中町、高橋町の3地区を通る県道2路線と市道4路線で、道路脇に設置されている側溝に被せた鉄製のフタ(グレーチング)が大量に無くなっているのを地域住民が発見。市に通報した。

盗難されていたグレーチングは合計35枚(鉄製34枚、コンクリート製1枚)で、集水槽と呼ばれる大型の縦型管を覆うものも含まれている。これらは縦横とも1mを越えるサイズで、重さも100kg近くある。

もちろん人力だけで運ぶことは困難なため、重機などを使って複数の人数で組織的に持ち去った可能性も高い。被害総額は約60万円に達するとみられる。

盗まれた場所の中には夜間照明が万全とはいえない場所もあり、佐野市では新たなグレーチングの設置が間に合わない場所にはカラーコーンを置いて車両や人の転落防止策を講じる一方、警察に対しては10日午後までに被害届を提出している。

グレーチングが盗まれる事件はこれまでにも群馬県などで発生しており、警察では廃材として転売する目的で盗みを重ねているものとみて、調べを進めている。

《石田真一》

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