踏切を使って切り返し…トラックと列車が衝突

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12日午後、福岡県久留米市内のJR久大本線で、踏切内に立ち往生した普通トラックと、日田発久留米行き普通列車(2両編成)が衝突する事故が起きた。

トラックは踏切を越えてすぐにある丁字路を右折しようとしていたが、道が狭くて一度では曲がりきることができず、踏切内にバックするなどして切り返しを行っているうちに遮断機が降り、これが引っかかって身動きが取れなくなった。

福岡県警・久留米署によると、事故が起きたのは12日の午後0時30分ごろ。久留米市山川町のJR久大本線・善導寺〜御井駅間にある踏切で、28歳の男性が運転する普通トラックが立ち往生し、日田発久留米行き普通列車と衝突した。

列車は衝突の衝撃で1両目が脱線。48歳の列車運転士が打撲で軽傷を負っている。乗客35人と、トラックを運転していた男性にケガは無かった。

トラックを運転していた男性は列車を止めようと懸命に合図し、列車運転士も踏切の手前約100mで気づいて急ブレーキを掛けたが間に合わずに衝突。そのままトラックの車体を押し出すように進み、脱線したという。

警察では過失往来危険容疑で、トラックの運転手からさらに事情を聞いている。

《石田真一》

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