社会経済生産性本部は22日、ITSに関する提言を公表した。
ITS市場が思うように成長しない原因を「技術開発が先行してニーズが軽視されてきた」などと分析、「ITSをIntelligent Transport Systemsではなく、Intelligent Transport Services(知的交通サービス)ととらえ、発想の大転換を図るべき」と提唱した。
具体的には、(1)渋滞や事故情報に限っているVICS情報に公共交通機関情報を追加、(2)DSRCの用途開発を加速、(3)「通行料金不正につながる」として外部非公表のETCセキュリティシステムの民間開放、などを挙げた。