誰もが気楽に来訪できる…CAR DO SUBARU立川

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『CAR DO SUBARU立川』は、新車販売だけではなく、中古車販売やカスタマイズショップなどの機能を集約し、関東地区では最大規模を誇るディーラーとなった。スバル車を扱うディーラー全体で見ても、2カ所目の総合店舗となる。

この店が目指す方向性とは何なのか。同店の店長を務める宮沢和彦さんは「CAR DO SUBARU立川は来店型の店舗なので、お客さんに足を運んでいただいて、楽しんでいただけることを目指しています」と説明する。

「クルマのディーラーというものは、普通の人にとっては“入りにくい”という印象が先立ちます。クルマの購入を検討している段階であるとか、整備や車検のためにやってくるところであって、それ以外の用事が無ければは立ち寄る場所ではない。それが一般的な考え方だと思います」

「当店はお客様から気軽に立ち寄っていただくことを目指し、どちらかといえばオリジナルグッズの品揃えに比重を置いたSTIショップや、それに併設してビリヤード台やダーツボードを備えたフリースペースなどを用意しています。クルマ好きな方が集まる場所としても活用していただければと思います」と宮沢店長。

オープンカフェがあったり、モーターショーなどでお馴染みのシミュレーターも常設されている。商談スペースがパーテーションで囲まれ、クルマの展示スペースから切り離されるかのようになったことも目新しい。商談=金銭のやり取りという、ある種の生々しさを持つシーンから切り離し、クルマだけを見せるという配慮でもあるようだ。

整備工場には最新の機器が揃えられており、今までは外注していた板金塗装を内製化している。宮沢店長は「この店に持ち込まれた分に関しては自前で賄えるようになったのはもちろん、周辺の店からも引き受け可能になったのは、利益率の面から考えても大きなポイントです」と語る。

建物の一角には数台の自転車が置いてあるが、これは整備中の待ち時間を退屈なものにさせないための配慮。ディーラーの裏手には多摩川の土手を利用したサイクリングコースがあり、ここを走ってもらおうというもの。前述したように店内にも時間を潰すスペースはいろいろとあるのだが、地の利を活かしたアウトドア的な、そしてある意味では有意義な時間の過ごし方ができる。

「東京スバルには今までこのような多機能型ディーラーはありませんでした。そのためこの店で行う何ごとであっても初めての経験となります。何が最善なのかはやってみるまでわかりません。そのためすべてを手探り状態で進めていきたい」と宮沢店長。

『レガシィ』の年間販売量のうち、15%は東京地区で販売するというデータもある。それだけにこの店にかける富士重工業側の期待も大きい。この店が今後どのようになっていくのか。それは宮沢店長をはじめとしたスタッフに掛かっているといえるだろう。

《石田真一》

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