初日の出暴走阻止を改正道交法がバックアップ

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山梨県警は8日、年末から年始に掛けて行われる、いわゆる「初日の出暴走」を想定した取り締まり訓練を笛吹市内で実施した。

改正道路交通法施行により、集団暴走を警察官の現認だけで摘発できるようになったことから、これまでの摘発方法との違いも確認した。

これは山梨県警・初日の出暴走対策室が中心となり、実際の取り締まりにあたる警察官110人体制で実施したもの。

「初日の出暴走」については、暴走族のバイクを東京都内や神奈川県内でシャットアウトする対策が強化されて以降、年々その台数を減らす傾向にある。

今年の元旦は暴走族のバイクではなく、暴走族の暴れっぷりを期待して現地へ見物に訪れたギャラリーの摘発が中心となったほか、暴走に使われるのも目立ちやすいバイクから、乗用車へとスイッチする傾向があり、今回の訓練ではその両方を抑止する手順を何度も繰り返した。

また、11月1日の改正道交法施行によって、共同危険行為を警察官の現認だけで摘発できるようになったことから、今回は改正内容の確認と、現認から摘発に至るまでの一連の流れを再現する訓練も並行して行われている。

同県警では「例年と同様、主要幹線道や高速道路のインターチェンジで検問を強化する。富士河口湖町には暴走族を絶対に到達させない」と表明している。

《石田真一》

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